天雷无妄
(てんらいむもう)
〜 自然のままで、流れのままに 〜

                 − 天命に抗せず、人力の及ばぬ偉大な流れに順い行く −






 卦辞: 无妄。元亨利貞。(むもうは、おおいにとおる、ていによろし)

 キーワード:妄りなき意、妄進妄動すれば凶、落雷、大震災、成り行きに従って無事、無邪気、受動的、交通事故、神仏祭祀に吉 など

 解説&運勢: 妄は、みだり、でたらめ、うそ、いつわり、むやみにといった意味があります。无は無ですから、无妄とは、
          乱れない、みだりでないということで、小細工をせず、企まず、自然のあるがままで行くことで大いに亨通するのです。
          この卦は、天の下に雷の往く象です。これが自然界における无妄の姿です。天の下に雷が起こる、天の動きが
          あるからこそ、万物を振作し、繁茂させる力があります。 天も雷も人力の遠く及ばぬものですから、そこには
          人間のような目的や希望、善悪も理想も欲もなく、加減することもないものですよね。人間というちっぽけな存在を
          はるかに超越した世界で大自然は動いているものです。雑卦伝では「无妄は災いなり」といっています。何故かと
          いいますと、天行に従順に従っていくのであれば災いは無い筈ですが、人間はとかく天命に抵抗してしまいがち
          です。人間の思い上がりに対する警告でもあると思います。 ですから運勢的にもこの卦の時には、欲に
          ひかれず、ひたすら本業に精進していれば順調の時なのです。但し、予期せぬ災難も起こりやすい時ですので、
          特に交通事故には注意しましょう。
      

     ☆初爻 − 爻辞 :无妄往吉。 (むもうゆけばきち)  
 
             解説&運勢:「天に従い無心で進むならば吉です。」自然に任せ、策略を用いず、あるがままの姿で
                     進みましょう。(大吉)

     ☆二爻 − 爻辞:不耕穫。あらきばりせずしてあらたつくる 則利有攸往。(たがやさずしてかり。あらきばりせずして
                 あらたつくる。すなわちゆくところあるによろし。)  

             解説&運勢:「秋の収穫をあてにせず、田畑の手入れをせず放っておいて、自然にできたものだけを収穫し、
                     土地の手入れをすることなく、自分の任務として田畑を作るのなら進んでも良い。」
                     欲望を抱かずひたすら努力する時。報酬や見かえりを求めず、成り行きに任せれば上手く
                     行きます。意図せずことで神のご加護を受けます。(中吉)

     ☆三爻 − 爻辞:无妄之災。或繁之牛。行人之得。邑人之災。(むもうのわざわい。あるいはこれにうしをつなぐ。
                 こうじんのうるは。ゆうじんのわざわい。)

             解説&運勢:「ある人が牛を繋いでいたら、通りがかりの者が盗んで連れていったような災い。罪のない
                     村人が疑われて大迷惑。」とんでもない災難に巻き込まれやすい時です。義理があっても
                     何事にも関係しないのが一番です。気持ちを改める時です。(小凶)

     ☆四爻 − 爻辞:可貞。无咎。(ていにすべし。とがなし)

             解説&運勢:「貞正にしていれば問題はありません。」三爻と同じで、自分とは関係のないところへ首を
                     つっこまず、精一杯現状維持に徹しましょう。そうすれば問題ありません。(吉)

     ☆五爻 − 爻辞:无妄之病。勿薬有喜。 (むもうのやまい。くすりなくしてよろこびあり。)

                「この時の病気は薬を用いなくても治せて喜びを得られます。」人為的な特別手段を用いなくても、
                放っておけば自然に問題解決する時です。慌てず焦らず冷静に。 静観が大事な時です。(大吉)

     ☆上爻 − 爻辞:无妄行有禍。无攸利。(むもうゆけばわざわいあり。よろしきところなし)。

             解説&運勢:「これ以上高望みすればひどい目にあいます。良い事ではありません。」 思い違い、
                     勘違いしてしまう時。災いを避ける為、むやみに動かず、人の意見に素直に聞きましょう。
                     積極的に動けば大失敗。後悔します。(大凶)


  妄は、嘘、偽りを意味します。 妄が無いということですから、本来に復って出直すときには、一切の嘘、偽り、小細工を無くし
真実でなければならないということです。 この卦は天の下に雷がありますので、落雷の象であり、不慮の事故、災難を
意味します。 幕末の大儒佐藤一斎の詩に、 − 赴所不期天一定、動於无妄物皆然 − 〜 期せざる所に赴いて天一に
定まる、无妄に動く物皆然り 〜 むしのいい人間の期待など一向にあてにならない、物事はむしろ思いがけない所に
あり、定まるもの。何事によらず、天の无妄・自然の真理によって動くのである、という有名な詩があります。 何事も無理は
禁物、利己的になって私利私欲に惑わされず、ある程度は自然に任せましょう。 吉報は、じっとそれを待ち構えていても、
なかなか訪れてくれませんが、吉報に執着することなく本分を全うし、日常を自然に過ごしていれば、不意に舞い込んで
来るものですから。


















 

山天大畜
(さんてんたいちく)
〜 大いに蓄積(畜養)する時 〜

              − 先人の優れた教えや行いに学び、才知力量、徳を養い蓄える −






 卦辞:大畜。利貞。不家食吉。利渉大川。(たいちくはていによろし。かしょくせずきち。たいせんをわたるによろし)

 キーワード:実力を養う、大志を抱き好機を待つ、内容充実、小を積んで大をなす、密かな努力、心中苦労あり、隠し財産 など

 解説&運勢:「畜」はとどめる、蓄積、蓄養する、実力を蓄えることです。この卦は至って大なる乾の天を、艮の山中に止めて
         いる象ですから、偉大なる王者が人材を輩出し、大いにまとめる、大いに知識、徳を蓄えるという意味で、
         大畜というのです。人として畜養していくものは、正しいものでなければなりません。 序卦伝では「无妄ありて
         然る後に畜うべし。故に之を受くるに大畜を以ってす」と述べてますが、无妄の邪念やみだれのない至誠、
         真心があってはじめて、大いなるものを蓄えることができると説いているのです。 この卦は剛健と篤実という
         徳があり、また日々努力し徳を磨くことにもなります。運勢的にも発展を期しつつ、十分に実力を蓄える時なのです。
         (風天小畜は巽女が大いなる力(乾)を止めるので、女性の力には限界があり、少ししか止められませんが、
         山天大畜は若い男性が成人男性をしっかり抑えるので大いに止められるのですね。また、力が蓄えられたら
         発揮するため外へ出て行かなければなりません。出て行かなければ山風蠱で折角蓄えられたものが腐って
         しまうのです )


     ☆初爻 − 爻辞:有似已。(あやうきありやむによろし)

             解説&運勢:「まだ危なっかしいところがあるので、天下に打って出る時ではありません」。気持ちはとても
                     積極的で、周囲からもけしかけられますが、まだまだ未熟で十分力が備わっていません。
                     まず、内面の充実を図りましょう。六四からの厳しい制止を察し、焦らないで前進を思い
                     とどまって無難。進むと災いあり。(中吉)

     ☆二爻 − 爻辞:興説輹。(よふくをとく。)

             解説&運勢:「車の車軸をはずして車を止めています」。実力が蓄えられてきても、今は踏み止まって
                     現状維持の時です。 害応の六五の制止を察し、気持ちに余裕を持って下さい。 
                     まだ動く時ではありません。(中凶)

     ☆三爻 − 爻辞:良馬逐。利艱貞。日閑興衛。利有攸往。 (りょうばおう。かんていによろし。ひびによえいをならえば
                 ゆくところあるによろし。)

             解説&運勢:「馬に乗って懸命に走ります。困難に耐えて貞正を守るのが良い時。
                     毎日武術の練習をします。」。貴方の実力に更に磨きを書ける努力をすることで、上の人にも
                     大いに認められる時です。今の頑張りが後に実り、花を咲かせることでしょう。 前進を阻む
                     者はいないとはいえ、まだ油断禁物。まだ畜止の時にありますから力を抑制し貞正を守り
                     ましょう。(中吉)

     ☆四爻 − 爻辞:童牛之こく。元吉。 (どうぎゅうのこく。げんきち。)

             解説&運勢:「子牛の角に角木を縛りつけ、突き当たる危険を予防します。大いに吉の時です」。
                     初九の若い牛の角を木にしばりつけ危害を未然に防ぐ時。多少の束縛はあるにしても、
                     処置は極めて適切で、とんとん拍子に事の運ぶ時です。ただし、事の始めには
                     注意を払いましょう。(大吉)

     ☆五爻 − 爻辞:ふん豕之牙。吉。(ふんしのがきち。)

             解説&運勢「去勢したいのししは、牙が残っていてもおとなしく危害を加えることはありません。吉」。
                     勢い有る九ニを畜止するところ。勢いに乗って猛進せず冷静に現状維持に徹することで
                     多少の支障はあっても大丈夫です。(中吉)

     ☆上爻 − 爻辞:何天之衛。亨。(なんぞてんのくなる。とおる。)

             解説&運勢:「天の要路を四方八方へ駆け巡ります。通じる時です」。今、じっくり積み重ねてきたものを
                     思う存分発揮でき、長い間希望して来た事が叶う時です。大川を渡ろうとする貴方を妨げる
                     ものは何もありません。 (大吉)


  ・・・英気を養いひたすら前進の時・・・ 今、こうして六十四卦の部屋26番目の大畜を手直ししながら、6年前、HP開設当初、
この部屋を作っていた頃のことを懐かしく思い出しています。
あの頃は、険しい道程に感じ、途中で更新を投げ出そうかとも思ったものですが、6年経ってみて、あらためて手直ししてみますと、
あの頃とは違って随分楽に捗っていることに気づきます。 当時3年がかりのやっとの思いで完成させたこの部屋も、一ヶ月で
既に三分の一程手直しが済んでいます。
今、私は更なる勉強を日々努力しています。その復習も兼ねてこちらのページも手直ししているのですが、6年前には難解だった筈の
意味がすんなり解けたり、また、易がどんどん面白く楽しくなっていることに驚かされています。只今、生卦法をじっくり学んでいますが、
矢張り6年前と同じく、険しい道程に感じています。 しかし、6年前のように投げ出さず、コツコツ努力次第で、数年後にはきっと、
力が蓄えられている筈だということを信じ、希望を持って精進しています☆
誰に頼まれたわけでもなく、絶対やらなければいけないわけでもなく、自分で決めた、自分の為の、自分との戦いなのですから。 (2007/6/19)











     








 

山雷頤(さんらいい) 〜 養う、飲食、言葉、 〜

                 − 養いの道 〜 如何に徳を養うか −






 卦辞:頤。貞吉。観頤自求口実。(いは、ていきつ。いをみてみずからこうじつをもとむ)

 キーワード:養う、養子、火難、生活の卦、不注意、大離の象、口論、行きつ戻りつ、夏みかんの象、エレベーターの象 など

 解説&運勢:頤は口のことで、この卦は養いの卦といわれています。上卦は上顎の艮で止まり、下卦は下顎の震で動くとし、
         丁度顎の動きと一致しますよね。中間の四陰爻を歯にしてみると、口の象になります。 雑卦伝では「正を養うなり」
         とあります。 養う道は正しくなければなりませんし、また、養われる場合も、皆、正しい道にこそ吉です。 
         即ち正しい目標や理想、正邪をしっかり見極め定めなければならないのですね。 この卦の時は虚栄は捨て、
         内容の充実に努める時。口は災いの元ですから、言葉遣いには十分注意を要します。打開策としては、飲食、
         宴会、パーティーの席を設けて話し合うと事が治まります。 相手の出方を待つよりこちらから積極的に動いて
         みましょう。(相手は艮で、こちらは震) 火難の恐れがありますので注意を。文書、印鑑の取り扱いには慎重に。


     ☆初爻 − 爻辞:舎爾靈龜、觀我朶頤。凶。(なんじのれいきをすてて。われをみておとがいをたる。きょう。)

             解説&運勢:「万年を経た亀のように尊い自分の心を捨て、他のものを見上げて、物欲しげにするのは凶」。
                     隣の芝生が青く見える時です。本来、初九は身分は低いですが才知力量を持っている筈ですから、
                     他に養いを求める立場にないのです。なのに、応じている六四を見て物欲しげに口を開き
                     口をぽかんと開け、羨望しています。己の任務を忘れ、養われることを求むだなんて、災いを
                     受けないわけがないのです。上ばかり見て羨ましいと思ったり、嫉妬、やっかみは止める時。(中凶)

     ☆二爻 − 爻辞:顛頤。拂経。于丘頤。征凶。(さかしまにやしなう。つねにもとる。きゅうにおいてやしなわる。ゆけばきょう。)

             解説&運勢:「さかさまに養われるのは常道に背きます。上の人に養ってもらおうと行けば凶です」。
                     自ら養う力がなく、初九に養ってもらってはさかさまです。また、六五に養ってもらおうとしても
                     六五も同じく養う力がないので更にその上の上九に養いを求めようとしているのです。
                     上九は確かに頼もしいですが、縁故薄く養ってもらえるような筋合いはないのです。
                     人に期待したり人に養われることを望むようでは駄目です。他人に依りかからず、自立しましょう。(中凶)

     ☆三爻 − 爻辞:拂頤。貞凶。十年勿用。无攸利。(やしないにもとる。ただしけれどもきょう。じゅうねんもちうるなかれ。
                 よろしきところなし。)

             解説&運勢:「道に背いています。貞正であっても凶。十年間事を行ってはいけません。良くない時です」。
                     他人(上九)のスネをかじっているくせに、やたら不満の多い時。考え方を改める時です。(大凶)

     ☆四爻 − 爻辞:顛頤。吉。虎視々眈。其欲々。无咎。(さかしまにやしなう。きち。こしたんたんよのよくちくちくたればとがなし。)

             解説&運勢:「さかさまに下の者に養われています。吉。」 初九に養われ、さかさまですが、それによって
                     天下国家を治める為力を尽くすのであって、自分だけを養うわけではないので吉なのです。
                     根気よく、油断なく進めば徐々に希望が通じるようになります。 (小吉)

     ☆五爻 − 爻辞:拂経。居貞吉。不可渉大川。(つねにもとる。ていにおればきち。たいせんをわたるべからず。)

             解説&運勢:「常道に背いています。貞正さを守れば吉です。大川を渡ってはいけません」。
                     力のない時ですから、野心はおこさず、現状を守り、上司などに従いましょう。見かけは
                     良さそうでも内実伴わぬ場合が多いです。(小吉)

     ☆上爻 − 爻辞:由頤。視g。利渉大川。(よりてやしなう。あやうけれどもきち。たいせんをわたるによろし。)

             解説&運勢:「沢山の人が頼ってきて、養う事になります。責任が重く危いけれども吉。大川を渡っても良い時」
                     天下国家の民衆を養う立場にあります。 生活力が旺盛な時です。色々な人から頼られ、
                     世話や苦労も多いでしょうが、誠意をもって応える時。重圧を跳ね除けて成功に至ることが
                     できますから。 (中吉)
   

  この卦は「養い」の卦です。 具体的に何を養うかというと、禍の基となる言葉を慎み、健康の基である飲食を節して、
自らの徳と身体を養うことであると教えています。 この卦で私が個人的に連想するのが「子育て」です。子育てって
本当に大変ですよね。 養いの道、つまり自己がこれから養おうとすることが、真に正しいものであるかどうかを冷静且つ
客観的に観察し、それには何が必要なのかを、自ら積極的に考え求めること・・・ そうすることで、子供を養うと同時に、
自らを養い、子供と共に成長していかれるものなのかもしれません。 ちょっとのことですぐ感情的になり、キィィィィ〜〜〜!!!
っと声を荒げ怒ってしまうアタシは、母親としてまだまだ徳が足らんのであります、はい。(反省)























 

沢風大過
(たくふうたいか)
〜 大きな重荷 〜

                 − 大き過ぎる負担、重過ぎる任務 −






 卦辞:大過。棟撓。利有攸往。亨。(たいかは、むなぎたわむ。いくところあるによろし。とおる。)

 キーワード:大坎の似象、洪水の象、大に過ぎる、くい違い、行き違い、中庸を得ない、自信過剰、大いに延期、背きあう など

 解説&運勢:「大過」は大いに過ぎることです。この卦はニ陰四陽の卦であって、陽の大いなるものが中央に集まり、初爻、上爻の
         弱々しい陰がそれを支える柱となるのですが、初爻の一陰は弱い故、土台不安定の象で、上爻の陰も脆いですから、
         陽が重過ぎて支えることが難しく、バランスを崩し、転倒の危険を持っているのです。また、外卦の兌の沢の水が、巽の木を
         内に没するということは、水が木にとって多過ぎるとも見ます。大坎の似象とも見ますから、大困難、大洪水、大病、手術、
         大暴落の危険もあるともするのです。 あまり良いことがないようですが、こういう時こそ冷静な判断力と大いなる努力が
         必要であり、その功が奏して成果をあげることができ、物事が亨通するのです。 この卦の時は、荷が重く骨の折れる時で、
         見こみ違いをしやすいので、新規の計画は控えて無難です。 恋愛問題で悩みが生じることもありそうです。 
         私事の占いには良くありませんが、公事の占いには良いとします。
     

     ☆初爻 − 爻辞:籍用白茅。无咎。(しくにはくぼうをもちう。とがなし。)

             解説&運勢「柔らかな白い茅を下に敷いて重荷を受けとめる時。問題はありません」。柔よく剛を制する
                     時です。何事も大事をとって、受け身に慎重に行動すれば上手くいきます。(小吉)

     ☆二爻 − 爻辞:枯楊生てい。老夫得其女妻。无不利。 (こようていをしょうず。ろうふそのじょさいをう。よろしからざるなし。)

             解説&運勢:「枯れ木から芽がでました。老夫が若い女をお嫁にもらう。良い」。もう駄目かと思っていた時、
                     復活の兆しが現れます。挽回のチャンスですから、多少の不釣合いなど気にせず頑張りましょう。(中吉)

     ☆三爻 − 爻辞:棟撓。凶。(むなぎたわむ。きょう。)

             解説&運勢:「棟がたわんで行く。凶」。荷が重過ぎて耐えられない、大過そのものの時です。助けてくれる人も
                     なく、救いようのない状況ですが、これでも強引路線を突っ走った貴方に原因があるのです。(大凶) 

     ☆四爻 − 爻辞:棟隆。有它吝 。(むなぎたかし。きち。だあればりん。)

             解説&運勢:「棟が堂々として吉です。よそ見をせずに」。とても骨が折れる大変な時ですが、重荷に屈せず、
                     持ち上げていく時です。 気力で持ってる今は、人のおだてなどに乗らず一心に頑張りましょう。 
                     今まで手がけてきたこと、やらねばならないことなど、我が道を進みましょう。(大吉)

     ☆五爻 − 爻辞:枯楊生華。老婦得其士夫。无咎无誉。(こようはなをしょうず。ろうふそのしふをう。とがもなくほまれもなし。)

             解説&運勢: 「枯れ木に花が咲きました。老婦が若い男を婿にしました。悪いことではないが名誉なことでも
                      ありません」。 老婦が積極的に若い男性に働きかけ結ばれた姿は、華やかに見えても
                      一時の幸運です。後で物笑いの種にならぬよう、行いに細心の注意を払い、色情などで
                      身を落とさぬよう慎みましょう。大害とまではならないですが、決して名誉といえることでは
                      ないのです。(小吉)

     ☆上爻 − 爻辞: 過渉滅頂。凶。无咎。(すぎてわたるいただきをめっす。きょう。とがなし。)  

             解説&運勢:「大川を渡ろうとして頭まで水につかって凶です。しかし、その意気込み自体は問題ない」
                     自分の実力を弁えず、突進し、溺死寸前の窮地に追い込まれてしまう時です。進まず
                     身を守りましょう。(中凶)


アンバランスな恋の行方はなかなか喜びに辿り着けないものですね。
この卦を見ると「つりあわぬは不縁のもと」という言葉を思い出します。 のっぴきならない情交の哀れさ、
物悲しさ、苦しみ、遣る瀬無さを思います。 
どうして出会ってしまったのだろうなどと、絶望混じりに思う頃は既に手遅れで、すっぽりと苦しみの穴に入り込み、
抜け出せなくなっているものです。
味わったことのある人にしかわからない、なんともたとえようのない恨めしい気持ち・・・ たった1%の希望すら持てない
関係に、壊れるとわかっていても尚、我武者羅にしがみついてしまう恋は、意外と多く存在するものかもしれません・・・。