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| 天山遯(てんざんとん) | 〜 退却、隠退 〜 − 闘わずに身をかわす 〜 逃れてこそ開ける道もある − |
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卦辞: 遯。亨。小利貞。(とんはとおる。しょうはていによろし) |
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| 雷天大壮 (らいてんたいそう) |
〜 大いに壮(さか)んであること、大いなる力 〜 − 過ぎたるは猶及ばざるが如し ファイト一発!も、程々に − |
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卦辞:大壮。利貞。(たいそうは、ていによろし) キーワード壮烈、消長卦、盛大、大兌の象、ブレーキがきかなくなる、急速、自慢高慢から反感買う、直向な努力、交通事故注意 など 解説&運勢:この卦の前の卦でありました「遯」は退くことでしたが、実力者は全て遁れ終わるものではなく、隠遁しながら 静かに心身を養っているうちに、才知力量が盛んになり世に現れる機会があるのです。卦象は遯と同じ四陽二陰 ですが、遯の卦を転倒した綜卦になっているのですね。ひと目でわかりますように、十二消長卦で、君子の道が 長じた勢い有る卦になります。 一時的に隠れて努力していた実力者が風雲に乗って再び現れ出る・・・それがこの、 雷天大壮の卦なのです。 力を蓄えた実力者は物凄い勢いで突き進みます。 しかし、気をつけなければとかく 前のめりに暴走しやすいものです。それ故、勢いが盛んな時こそ冷静な判断力が必要になり、正しい道を行わ なければなりません。天地自然も正大という道によればこそ、常久しくしてやむことがないのですから、 理に従って礼に則った行いをしなければならないのです。 卦辞で「貞しきに利し」と、短い言葉で強く表現して いるのも、猛進することの反動の方に重点を置いているからなのですね。力がついた時こそ勢い余って脱線する ことのないよう、客観的に空気を読み、余裕ある運転@ブレーキとアクセルのコントロールが大切なのです。 運勢的には力不足なのに気持ちだけがはやるときですから、勢いが強すぎて失敗する恐れがあります。 積極的な行動は控え、何事も高望みせず八分目に。 ☆初爻 − 爻辞:壯于趾。征凶。有孚。(あしにそうなり。ゆけばきょう。まことあり。) 解説&運勢:象伝に、「ただ足の勢いに任せて猛進するならば、その持っている誠意さえ困窮することになる」 とあります。志はよくても行動が適当でない時を表すのですね。 自信過剰が仇となる時。 進まず時を待って無難です。(中凶) ☆二爻 − 爻辞:貞吉。(ていきち。) 解説&運勢:大壮の時に中(かな)っている時。現状に満足し、行き過ぎず暴走せず、冷静な判断を守り ましょう。正直で誠実であれば、良い前兆となります。(大吉) ☆三爻 − 爻辞:小人用壯。君子用罔。貞氏B羝羊觸藩贏其角。(しょうじんそうをもちい。くんしぼうをもちう。 ただしけれどもあやうし。ていようはんにふれてそのかくにくるしむ。) 解説&運勢:小人は力で無理に押し通しますが、すぐれた人は無理はしません。若いおひつじが 勢いよく頭から生け垣に突っ込んでいき、その角を引っ掛けてしまっています。 進退を窮する時。無理に進まず時を待ちましょう。(小凶) ☆四爻 − 爻辞:貞吉。悔亡。藩決不贏。壮于大輿之輹。(ていきち。くいほろぶ。はんひらけてくるしまず。 たいよのふくにそうなり。) 解説&運勢:忍耐は幸運をもたらします。生け垣が開き、邪魔がなくなりました。力は大車の車輪次第です。 大壮の時にあたりいたずらに猛進せず、貞正堅固@徐々に進んで良好を得ます。(大吉) ☆五爻 − 爻辞:喪羊于易。无悔。(ひつじをえきにうしなう。くいなし。) 解説&運勢:大壮の卦は大兌の象=羊の象になります。この六五はそのひつじに対することではなく、 猛進することを放置し、ひつじが境界を越えて疾走するままに任せる、失うままにして悔いなし とします。大壮の時に対するに、勢いに抵抗せず妥当な中庸を得て行動することで悔いが なくなるのですね。なのでひつじを簡単に手放しても後悔のないときとするのです。 運勢的には欲にひかれず余計な手出しを慎みましょう。(小吉) ☆上爻 − 爻辞:羝羊觸藩。不能退。不能遂。无攸利。艱則吉。(ていようはんにふれてしりぞくあたわずすすむあたわず。 よろしきところなし。なや めばすなわちきち。) 解説&運勢:おひつじが勢い任せに生け垣に角を引っ掛けて退くことも進むこともできなくなってしまいました。 進みすぎて困難に陥ってしまったのです。 艱則吉というのは、もし、困難の中、このような大壮の 時にどうすれば良いのかという道を悩みながら知ったなら、幸運をもたらします。十分の注意を。(小吉) 大いに勢い盛んなのが大壮の卦です。大壮の卦の結論であります大象をみますと、非礼弗履 〜 礼にあらざれば履まず、 とあります。つまり、礼法、礼儀に即しなければ実行できないものです。 幸運が続くと、人はどうしても自己過信をしてしまいがちです。 「自分にはそれだけの才知力量があるのだ」と、傲慢@いい気になってしまいます。ですから、急上昇から急速な転落へと落ちる人が 多いのです。 勢い余ってそうならない為に、勝って兜の緒を締めるような、調子の良い時ほどしっかりとした心構えが肝要になるの ですよね。 決して自己本位にならず、礼儀や謙虚さを常日頃から心に持ち、理性を働かせましょう。 謙虚さって、大切ですね。 とかくいい気になって調子に乗りやすい自惚れ屋なアタシには、心を引き締めてくれる有難い卦のひとつです。 |
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| 火地晋(かちしん) | 〜 進歩、前進、〜 − 希望の朝 〜 努力が報われる時 〜 |
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卦辞:晋。康侯用錫馬藩庶。晝日三接。 (しんはこうこうもちいてうまをたまうはんしょ。ちゅうじつみたびせっす。)
キーワード:大艮の象、昼、明るい、旭日、名誉名声、人気、目上より恵みあり、目下へ施す、疎遠下人と逢う、地位昇進、火災、 など 解説&運勢:晋の卦は「進む」という卦です。しかし、同じ進む卦でも前の卦、大壮のように猛進するものではなく、時を得て全能力を 発揮し、太陽が昇るように余裕を持ってゆっくり進むのです。この卦は坤の地の上に離の太陽が出た象で、この太陽は ますます中天に昇り進むので、昼の卦とします。太陽が地上に出れば、全てのものが明らかになるように、自ら自分の 明徳を昭かにして、四方に光り輝くように努めなければならないと、説いているのです。康侯用錫馬藩庶。晝日三接とは、 功績が認められ、馬を沢山貰い、昼のうちに3度も引見されるという手厚い礼遇を受けることです。 運勢的には、 今までの辛苦が解けて、盛運に向かう時です。内容を充実させて、大いに頑張りましょう。今は背伸びするくらい仕事を 引き受けても順調にこなせる時で、働けば働くほど周囲に認められ、大いに報われる時なのです。ただし、火難、文書、 印鑑の取り扱いに注意を要します。善悪の何れも隠れていたものが知られることになります。 ☆初爻 − 爻辞:晋如。摧如。貞吉。罔孚。裕无咎。(しんじょ。さいじょ。ていきち。まことなし。ゆたかにしてとがなし。) 解説&運勢:六五の王朝に進もうとしている爻です。しかし、六五の比の九四が行く手を阻むので、 前進しても、元に戻ってしまうのです。かといって、九四の大臣に媚び諂ってまで進むべきではなく、 己の貞正な道をしっかり守り、忍耐すればやがて必ず幸運をもたらします。 この時はなかなか周囲 から理解を得られず信用されませんが、心をゆったりとし自分の道を守っていれば咎はなく、 妨害はあっても、動かなければ大丈夫です。(中吉) ☆二爻 − 爻辞:晋如。愁如。貞吉。受茲介福 于其王母。(しんじょ。しゅうじょ。ていきち。このかいふくをそのおうぼにうく。) 解説&運勢:初六と同じく九四に妨害され昇り進めず悲しむ時です。しかし、中庸の徳を持っていますから 六五に認められ信任を受けて吉なのです。 警戒しつつ、徐々にゆっくり進みましょう。(吉) ☆三爻 − 爻辞:衆允。悔亡。(しゅうまことす。くいほろぶ。) 解説&運勢:三爻で行き過ぎの欠点はあるものの、陽位に陰でいますので、周りからの信頼を得て、問題が なくなる時です。周囲の意見を良く聞いてから、行動に移しましょう。(小吉) ☆四爻 − 爻辞:晋如。せき鼠。貞氏B(しんじょ。せきそ。ただしけれどもあやうし。) 解説&運勢:せき鼠は大きな鼠のこと。 陰位に陽でいて、権力を振るい私利私欲のまま進むので危ういのです。 運勢的にも大きな障害に合う時です。欲を捨て、身の安全を第一に考えましょう。(小凶) ☆五爻 − 爻辞:悔亡。失得勿恤。往吉。。无不利。(くいほろぶ。しっとくうれうるなかれ。ゆけばきち。よろしからざるなし。) 解説&運勢:悔滅。失得。悔いはなくなります。万事順調に行く時です。 ただ、目先の損得に惑わされては いけない時です。失うものも得るものもあって悔いがないのです。(中吉) ☆上爻 − 爻辞:晋其角。維用伐邑。視g。无咎。貞吝。(そのかくにすすむ。これをもちいてゆうをうつ。 あやうけれどもきち。とがなし。ただしけれどもりん。) 解説&運勢:「邑」は領土。頂上まで登りつめ、領土の内乱を鎮圧します。危ういけれども吉で咎めなしです。 ただし力による牽制は恥ずべきこと」。これ以上進んでははならない時です。目上なら、目下に 厳しすぎて反感を持たれます。心 を広く持って寛大明徳な対処を。 進みすぎて足元が不安定に なりやすい時です。十分気をつけましょう。(小吉) 晋の卦は、上昇し、進歩する、全てにおいて自信が持てる大吉卦。 好調な運気の波に乗る為には、しっかりと努力しなければ なりません。 自らなにもアクションを起さずに、ただ幸運だけをじっと待っていても、そんな都合のいい話はなく、運はそのまま 素通りしてしまいます。マーフィー博士は人間の成功や願望の達成の最大の敵は「恐怖心」だといいます。恐怖心とは実態のない影 のようなもの。未だ起きてもいない事柄に対する悪い想像です。 成功している人に共通しているのは、プラス思考と並外れた行動力を身につけているということです。チャンスだと思ったなら、 リスクを承知で挑戦し、失敗しても潔く失敗を認めます。そして、そこから何かを必ず学び取り、次に活かすのです。 タフで行動的で転んでもただでは起きない図太さがあるのです。 一方、臆病で警戒心の強いと、せっかくのチャンスが到来しても、 最悪の事態を想像しただけで身を引き、一生チャンスや成功とは無縁の無難な生活を送ることになります。 人生は選択。 組織のリーダーでなくても、決断力は求められます。決断すべき大切な時に、臆病風が吹いたり、努力を怠り ズルズルと先延ばしにしていたのでは、良い結果など望むべくもありません。勿論、人にはじっくりと決断をするタイプと、 即決できるタイプがあるでしょう。あらゆる可能性を頭の中で想定し、時間をかけて熟考した方が、失敗や後悔は少ないように 思えますが、スピードを求められる現代では、迅速さが求められます。 「下手な考え休むに似たり」で、思い悩んでいるうちに チャンスは去り、時代も変わってしまってるなどということもあるのです。 石橋を叩いて渡るのは良いことですが、慎重 過ぎる人は可能性を叩き壊してしまいます。また、ろくに調べもしないで安易に渡ってしまう人は、自滅の道を辿ることが多いのです。 絶好のチャンスを逃さぬよう、日頃から努力を怠らず、冷静に、そして勇気をもって行動に移しましょうと、火地晋の卦は 私達に説いているのです。 |
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| 地火明夷(ちかめいい) | 〜 光りが閉ざされる、暗くなること、昭かなものが破られること 〜 − 傷ついた太陽 苦難の中で実力を磨く − |
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卦辞:明夷。利艱貞。(めいいは、かんていによろし) キーワード:夜の卦、暗い意、晦まされる、詐欺、欺く、明知敵視される、中傷される、辛労困難多し、傷つく、正常を失う など 解説&運勢:前の卦である晋の卦が明知を以って進めば必ず傷つくことに遭うということで、明夷の卦は、明らかなものが 破られる、傷つけられるということを表す卦です。この卦は離の明なるものが、坤の地の下に没しています。 或いは、坤で覆われていて中身が見えない真っ暗な象です。(火を土で消してしまう象にも見えますね) そこで、日没、夜の卦とするのです。 卦の内には離の文明の徳が、そして外には坤の従順の徳がありますから、 このような人であるならば、昏暗の世のにあっても災難を蒙ることはないのです。とはいえ明夷の時はとかく 苦難の時で危害を受けやすい時ですから、そのような闇の世界において正しい姿勢を維持しながらも、外からは 目立たぬよう、明知を晦まし、その実は正しい志を守る時とを説いているのです。 そのことを大象では 「君子以って衆にのぞみ、暗きを用いて明らかなり」と述べています。 この卦は明知ある文王が暴君紂王に捕らえられ幽閉された時代の殷周革命についてのお話が盛り込まれて いますから、このページだけでは詳しく語り尽くすことができませんので詳細はウィキペディアに手伝って頂きます。^^ (ネットって便利ですね!書籍ではこうはいかないもの^^)興味がおありな方は易経が作成されました殷の終わり から周の始めまでの歴史を知ると、この卦は更に面白く読めるのです。 各爻では殷周革命において関わりの あった豪華キャスト@登場人物たちが闇黒の世界においてどう対処したかということを例に説かれています。 運勢的には、自分は才能もあり正しくても、周囲が暗愚で不正な者ばかりですから、傷つけられないように 慎ましく黙する時です。愚かなリーダーに悩まされ辛い立場にある時。火難、盗難に注意を要する時でもあります。 ☆初爻 − 爻辞:明夷于飛垂其翼。君子于行。三日不食。有攸往。主人有言。(めいいとぶにそのつばさをたる。 くんしゆくにさんじつくらわず。ゆくところあり。しゅじんことあり。) 解説&運勢:この爻は伯夷・叔斉について説かれています。陽剛の明知を持った君子は害を被る前に身の 危険をいち早く察知し、「こんな物騒な所にゃ居られない!長居は無用!」とばかり難から逃げる為、 鳥が翼を垂れ、人目を避けるようにして飛び去るかの如く逃げ去るのです。 他の人はコソコソ逃るその姿を察することができず、「何だ?ありゃ??」と眉を顰め小言を言ったり するだけです。三日不食とは、三日も食事をできないくらい飢えを覚悟な程の急を要するということです。 運勢的には危険が迫っていますので、傷つかないうちにとっとと逃げて無難な時です。(中凶) ☆二爻 − 爻辞:明夷夷于左股。用拯。馬壯吉。(めいいさこをやぶる。もちいてすくう。うまそうなればきち。) 解説&運勢:この爻は文王について説かれています。初爻より一段進んで暗黒の時代の被害を 受けるところです。しかし、陰の陰で位正しく、中庸の徳を持っていますから、害は少なく済む のです。左股というのは、重要な右側ではなく歩行に支障を来たさない左側の股が傷つけられ たようなもので、傷が浅いうちに馬に乗って現状から逃げ去ることで吉なのです。文王は紂王に 幽閉されるも、聡明な部下たちが貢物を紂王に渡したお陰で助けられるのです。運勢的にも 危ういところで素早く退き犠牲を最小限に食い止める時。一人で解決せず有力者の援助を 受けて無難です。(小凶) ☆三爻 − 爻辞:明夷于南狩得其大首。不可疾。貞。(めいいなんしゅうにおいてそのたいしゅをう。 とくすべからず。ただし。) 解説&運勢:この爻は武王(文王の子)について説かれています。暗黒の時代に暴虐で愚かな王を 討伐し、明るい時代を開こうとするところなのです。 しかし、事を焦ってはNGで、まだ敵の 勢いは侮りがたいのですから慎重さが鍵となるのです。 運勢的にも、焦らずひと呼吸おいて 進んで無難な時。時間をかけましょう。思いつきでの行動はNGです。(小吉) ☆四爻 − 爻辞:入于左腹。獲明夷之心。于出門庭。(さふくにいりて。めいいのこころをう。ゆきてもんていをいづ。) 解説&運勢:この爻は微子(紂王の腹違いの兄)について説かれています。左腹に入るというのは その人の心を知り得たということです。弟である紂王の恐ろしい心の内をやっとのことで探り得、 ガーン!そうだったのか、こうしちゃおられんと上手に逃げ道を考えて、脱出する時を説いています。 門庭を出づとは、ひっそりと逃げるということ。 運勢的にも表向きは良さそうでも裏がありそうな 時です。気をつけて。危険から逃れる工夫をしましょう。(小吉) ☆五爻 − 爻辞:箕子之明夷。利貞。(きしのめいい。ていによろし。) 解説&運勢:この爻は箕子(紂王の叔父)について説かれています。上六の暴君紂王のあまりの 傲慢贅沢ぶりについてやめるよう忠告したところ、反省どころか激しく逆切れされ、紂王の恨みを 受けた箕子は甥の馬鹿さ加減に呆れ嘆きながらも身の危険を感じ、狂人を装い聡明さを隠して、 奴隷となって危害を受けることを避けたのでした。このようにして身の危険を避けたばかりではなく、 愚かな紂王の悪政を担うことも避け、自分の貞正なる志を密かに守り過ごしたのです。(なかなか できることではないですよね?!) 運勢的にも、悔しい思いをしても、難を逃れる時です。 苦労の多い時ですが、現状維持を心がけましょう。(中吉) ☆上爻 − 爻辞:不明晦。初登于天。後入于地。(あきらかならずしてくらし。はじめてんにのぼりのちにちにいる。) 解説&運勢:この爻は紂王について説かれています。この暴君紂王によって明徳ある君子が傷つけられ、闇黒の 時代に入り、一時的な盛運があっても、その暴虐非道の悪政によって人望を失い、恨みを買って 天から地に落ち、今や没落滅亡の危機に直面しています。(紂王は元々は頭脳明晰@才知力量ある イケメンな賢君でしたが、妲己を娶って以来すっかり彼女の妖しい毒に当たり骨抜きにされ、以後妲己に 操られるまま悪政を続け民を苦しめたとされています。妲己は恐ろしいほど妖艶な美貌を持つ悪女 だったのですね・・・『事件の陰に女あり』・・・う〜ん、女ってのはおっかない!おっかないほど魅力的な ものなのかもしれませんね・・・ 同じ女としてちょっと憧れます)運勢的にも考え方、進み方に 大きな問題がある時です。始めは良くても没落の恐れアリですのでよく反省し、方針転換を計り ましょう。(小凶) 晋で積極的に進み、行動を起すことは非常に大切なことなのですが、同時に非常に警戒を必要とします。 明夷の卦は 地が上、火が下、すなわち火が地の下に入り、真っ暗になってしまうのです。 そこで大象は、「用晦而明」 〜 晦を用いて 而して明なり 〜 と、上手に表現しています。 晋で非常に進みますが、どうかするとそれで失敗することもあります。 進むという動作は、陽の働きですから、必ずそれの裏打ちの陰の働きもあるということなのです。 この時は、賢明な人、正しい人 が、悪くないのに傷ついてしまう時。衰運を暗示しています。 こういう時は、無理して行動に出ず、じっと耐え忍んでいる時なのです。 悪い状態はずっと続くわけではありません。 むしろ、困難な時こそ、自分を冷静に見つめ直す良いチャンスの時でもあるのです。 他人のせいにしたり、成功している人を嫉んだり、障害にぶち当たるたびに踵を返し、言い訳ばかりしている人に幸運は 訪れないものです。逃げずに現実を受け止め、慌てず騒がず耐え忍び、今できる最善のことを地道にやり過ごす姿勢が大切ですね。 |
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