☆ 半透明な関係 ☆
お互い半透明くらいでいる事が、男と女にとっては丁度良いのかもしれない・・・。
と、昨日の日記を読み返してみてそう思いました。 お互い、誰にも足を踏み
入れられない世界を大切に育てていくこと。そういう世界を持つことで、
半透明なベールに覆われた関係でいられる・・・。 だって、最初から男と女って
お互いのことを全て知らないのにもかかわらず魅かれ合うものね。
直感が行き交うような、曖昧だけど見え隠れするお互いの魂にどんどん引き
込まれていく。 それから2人はロマンティックな時期に入る。きっと、多くの
おとぎ話しの中の王子様とお姫様のロマンスは、すべてこの時期のことを物語りに
しているんだろうと思う。 で・・・時が流れる・・・・。すると、最初に存在して
いたはずの魅きつけ合う力は、穏やかな日常的なものに変化して行く。その時
はじめて、2人は協力し合う事を学ぶ。 特に一緒に暮らし始めると、
日常のあらゆる雑事への協力と調和が、2人の生活のかなりの部分を占める
ようになるものですから。 一方、恋愛の初期段階にあった神秘的な部分が、
言い変えれば、光りと影の部分が失われていくようになる。
よく、何でも全て話し合い、あらゆる事に関して包み隠さず報告しあう夫婦の
話を耳にしますが、そうすると、その夫婦の間には、お互いの魅力で魅きつけ
あう神秘性が存在しなくなってしまうように思うのです。
良い、悪いではなく、結婚をすれば社会的にも認められ、2人が夫婦という
一つの単位となって行動する事が多くなるし、それだけ一緒にいる事もできるし、
でも、あらゆることについてお互いに報告しあい、嫉妬も争いも消滅して
しまった2人は、平和はあってもお互いが個々の存在としてぶつかり合う
場所が無くなってしまうんじゃないかな、と思います。 夫婦になったからといって、
相手の行動の全てを透明に見る必要はないと思うのです。 それよりも、
お互いの違いを認めた上で、2人の間にある誰にも踏み入れない世界を
大切に育てていく事が男と女の関係が長続きする秘訣なのではないかと
思うのよね。・・・難しい事ですが・・・・。
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☆ 恋の残り香 ☆
最近ずっと雨続き。 雨は嫌いじゃないけど、でも、こう続くと晴れ間の日差しが
恋しくなってしまう。湿度が高くなると、香水の香りも変わってくるし、この時期は
爽やか系のフローラル・グリーンが良いかもしれないね。例えばカボティーヌや
ヴァン・ヴェールなどなど。
久々、カボティーヌをつけてみました。
・・・20代前半にはまった香り。 昔の記憶がぽつんぽつんと脳裏に過る。懐かしい香りは、
まるで昔の切ない情景が甦るような錯覚に陥ってしまう。 恋の残り香。
氷のように取り澄ました、あの人の胸の中に根をおろせる場所などなかった。
私は女の意地だけで、あの人の心のドアを叩き続けたんだと思います。愛していたか
どうかなど、今になってはわからない。 擦違いざまの恋の匂いは、あの人には
届かなかった。
恋は、先に好きになった方が負けなのかな。 などと考えながら、ふりだした雨にうたれ、
帰り道をとぼとぼ歩いた。私の気持ちを知っていて、どうして優しくするんだろう?
もうこれ以上夢を見せないで。 涙が次々溢れ出たあの頃の私に伝えてあげたい。
あの時の恋は、決して無駄にはなってないって。むしろ、人生の糧となる素晴らしい経験
だったんだ。 あの時の経験があるから、今の私がある。 人生の経験って、一つも
無駄な事などないんだよね。 「フラれるかもしれない」 覚悟は、この年ではもう無理かも。
あの時だから、経験できたんだ。 ・・・と、自分の過去に酔いしれてみたりなんかして・・・(恥)
・・・若い頃は、私も頑張っていたんだなあ・・・・。 などと、懐かしく思い出しながら、
カボティーヌの香りを楽しむ一日。
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☆ 恋の魔法 ☆
ちょっとグロテスクで、とても公の日記には書けないような内容もあるけど、
「妖術師、秘術師、錬金術師の博物館」(法政大学出版局)という本の中には
古風で妖しげな部屋で裸になった魔女が媚薬を作っている図や、愛を手に
入れるための媚薬を作る具体的方法としての説明が載っている。大昔は、
(今でもあるかもしれないけど) 恋を叶えるための魔法を魔女が執り行なって
いたのよね。 なんだか連日妖しいことばかり書き続けているわね。(笑)
私はいつも仕事柄、恋をする人達を見ていて感じるのですが、やはり恋には
魔法の媚薬のようなものがあって、その薬がかかると人は恋に落ちるのでは
と考えます。 甘く夢見るような陶酔感、また、ドキドキするような心のときめき
こそ、心に魔法がかかった証拠なのではないかしらね。 夢物語のシンデレラ
や白雪姫、眠れる森の美女、美女と野獣などにしても、その恋には魔法や
魔法使いが必ずといっていいほど登場し、その恋を成就させてしまう。
これは、ただ話を面白おかしくするためだけでなく、また、夢とロマンを与える
だけでなく、恋する女性の心の動きをうまく表現するための描写と考えるけど、
もしかしたら、その昔は、本当に魔法を使っていたのかも・・・等とも自然と
思えてくるのよね。
ある日、久しぶりに会った友達が輝くように美しくなっていたので、思わず
「恋をしてるの?」と尋ねたら 「そうなんだ。実はね・・・」と恥ずかしそうに
しながら、結局はのろけられてしまった。 昨夜、産婦人科医の友達と
電話で話していたんだけど、彼女曰く、「恋とホルモン」は関係が深いとか。
まず、女性は生理が始まる3〜4年前に、恋をする心が芽生えるそう。
恋をすると女性ホルモンが増え、それゆえ、瞳孔が開くことによって目は
キラキラ光り輝き、肌もしっとりツヤツヤになり、とても美しくなってくるんだ。
と同時に、異性を引きつけるためのフェロモンが分泌されるそう。
女性にとって、恋をすると美しくなるという関係が深くあるようですね。
愛してる、愛されているという心の満足感と充実感が安定を生み、
その美しさにいっそう磨きがかかる。そう思います。
・・・これを読んでらっしゃる貴方にも、素敵な恋の魔法がかかりますように・・☆
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☆ 男と女のすれ違い ☆
近くのスーパーでMちゃん(息子のガールフレンド)と会った。Mちゃんはいつもはおとなしく
はにかみながらニコリと笑い、言葉などあまり交わさないのに、今日は珍しく私に近寄って
きた。 「・・・〇〇クン元気?」「元気よ。今家にいるけど遊びに来たら?」「・・・あのね、私
〇〇クンに沢山お手紙書いたの。」 「知ってるわ。 何度もうちの新聞受けに入れてくれてる
わね。ありがとう。あの子、いつもとっても喜んで、すぐにMちゃんからの手紙を自分の部屋
に持っていって、一人でニヤニヤしながら読んでるのよ。」 「・・・でもね、お返事が一つも
こないの・・・だからもしかしたら私、迷惑なのかなと思ったの。」 「・・あら、そうだったの?」
子供のことだからとあまり干渉はしていなかったけど、ちゃんとお返事書きなさいよくらいは
しつこいほど言っていたはずなんだけど・・・・。 まったく、何故男は女の不安を理解できない
のかと、自分の息子ながら情けなく思った。 こんなにも小さいうちから、男と女の感覚の差
って出てしまうんだなあ・・・・。 恋の部屋にもちょっとコメントしたけど、通じ合った途端に
男と女はすれ違うことになるんだ。さあこれから二人で・・・と思っていたのに、つきあいだして
暫らくすると、彼があまり連絡をくれなくなったり、電話の回数も減ったり・・・。メールの返事
も激減する。恋人になってからそれまでより敏感になっている女性側としては、恋人の
ひとことやちょっとした態度に微妙な変化があるのを見逃すわけには行かなくなるもの。
そっけなくなった事をストレートに相手に聞ける勇気のある女性ならともかく、大方は
そっけなくされる=嫌われてるのではないかと不安になるのだから、怖くて本人に直接
聞けるものではない。 その人の性格によるところが大きいけど、女を不安にさせる男は
とても多い。毎日電話をかけて来たかと思うと、ある時からぱったりかけてこなくなる。
こちらから留守電にメッセージを残してもかかってこない。 「何か悪いことしたかしら?」
「怒ってるのかしら?」「他に好きな人でも・・?」などと、悪い想像ばかりが膨らむ。
一人勝手に悲しくなったり、怒りたくなったり。不毛な時を過ごしているうちにやっと連絡が
取れ、「どうして連絡をくれないのよ?!」と、声を荒げてみたところで 「ああ、ごめん。
色々と忙しくてさ・・」と、ひょうひょうと答えられてしまうのが関の山。・・・・・・・・・
帰宅後すぐ私は息子を部屋に呼び、「ちゃんとMちゃんからのお手紙に返事を書かないと
Mちゃんの心があなたから離れちゃうよ。」「だって俺、手紙書くの下手だから恥ずかしいん
だもん。字も下手だし」「そんなの関係ないの!下手でもなんでもあなたからの手紙を
もらう事がMちゃんにとっては一番嬉しいことなんだから。今すぐ書いて、Mちゃんとこ
の新聞受けに入れてきなさい!」 ・・・息子はごそごそハム太郎の便箋と封筒を出して
来ると、首を捻り、頭をかきながら必死に返事を書き出した。 「あ〜〜〜!もう!女って
面倒くさい!」 ・・・時折男の本音が息子の口からチラホラ出るのが面白かった。
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