☆ レッドカードな男達 ☆


多分、いや、きっと他愛のないことだったんだと思います。きっかけなんかそんなものですよね。
目が合って微笑んで始まったり喉が乾いていた時そっと缶ジュースを差し出してくれたり、道で
転んだ時心配そうに手当てしてくれたりなどなど・・・・。
何がきっかけでその人を意識するようになったかなんて、殆どの場合、覚えていないものなのかも
しれません。でも、そんな他愛のないきっかけで恋は突然始まるもので。 人は恋に落ちた瞬間から、
酸いも甘いもかみわけた大人から無邪気な子供へと戻ってしまうものです。 というか、恥ずかし
ながら私はいつもそうなのです。 で、何度となく失敗を繰り返したんですね。 何故なら中には
女心の隙を突き惚れた弱みを食い物にするならず者もいますから。(あくまでも
中にはということで、
殆どの男性は素敵な方が多いという前提でお話してますよ。^^) 私はそういった種類の男達を、
「レッドカードの男」と密かに呼んでいます。 
自分にピッタリの理想の恋人を見つけようとするのは宝くじで一攫千金を狙うのと一緒だと思いますし、
私達が異性を見る目は必ずしも正確ではありませんよね。 とはいっても、嫌と言うほど男で
苦労しない限り、避けるべきタイプを一発で見抜くのは至難の業。中には男を見る目を自分で
養う女性も存在しますが、そこに至るまでには苦労も多く経験しなければと思います。
(全く苦労なく素敵な男性と巡り合った方は幸せ者だと思います)
一方で、何度挫折しても、見る目を養えない女性もいます。(例えば私のように・・・トホホ)
何度も同じタイプの男とくっついては、同じような失敗を繰り返すものでね。
男女問題が専門のセラピストに言わせれば、男と女はたいてい同じ恋愛パターンを繰り返すそう。
其々の本音を総合すると、女は理想で恋をし、男は下心で恋をするそうな。 ・・・私がレッドカードと
称する男達は、恋人としては失格でも、人間として失格ではないのです。 ここが紛らわしいところ
なのですが、相手にいくつか見どころがあれば恋愛相手として失格とは全く考え難いのです。
しかし、例えば冷静に火の扱いに置き換えてみれば納得が行くことも・・・・。火は暖炉の中に留めて
おく分には問題ないけど、ソファーに燃え広がると大変な事になりますね。男も同じかも。友達や
同僚に留めておけば問題ない相手でも、恋人にした途端、苛立たせ、ジレンマに追いこんで血圧を
上昇させる場合があったりして・・・。どうして私がこんな事を書いているかと言うと、昔、散々振回され、
やっとのことで別れられた男の噂を耳にしましたものですから・・・。なんと多額の借金をしたまま、
3人の子供と妻を残し、女と消えたらしいのです。 ・・・・私だって、借金はされなかったにせよ
結局は前の夫との間に似たような結末を迎える事になってしまいましたし・・・。そして、今になって
やっとのことで恋愛傾向の軌道修正がはかれそうな感じがしているのです。そう、無理にでも
軌道修正しなきゃいけないみたいですものね。男運がないという占い上の宿命を、自力で変えて
行かなければ。 
誰の人生でもない、私の人生。 レッドカードの男達がくれた教訓をバネに、二度と同じ失敗は
繰り返したくないですから。
























































 


                 ☆  未練   ☆


    女の方が、男よりも、恋の引き際が潔い・・・と言いますが、それも
    人によるのではないでしょうか。 いっそ、あの人のことを忘れられ
    たななら・・・記憶がなくなってしまえばなどと、消しても消しても
    消えない思いに打ちのめされ、未練いっぱいの自分に情けなさを
    感じ・・・。男女を問わず、こういった経験をされた方は多いと思います。
    恋愛の難しいところは、二人が同じペースで恋をし、盛りあがり、
    そして同じ時期に心が離れないからで、それだけに、取り残された
    側は、未だ終わらない恋の中で、もがき苦しむことになるのです。
    誰かが、「恋愛の最中は、人は現実から少し離れて、フィクションの
    中に生きている」 と言っていました。そうかもしれませんよね。
    自分中心の恋愛小説でも書いているかのような、恋って想像の
    世界でもあるのかもしれません。・・・ただ、その物語は二人の恋が
    終わってもなお、容赦なく続いてしまう・・・それが失恋なのでしょう。 
    その時やっと、今までの出来事は、自分が書いてきた独り善がりの
    恋愛小説だったんだと、悟るのでしょう。恋をしていた時期は、二人が
    同じ事を考え、同じように愛し合い、同じ物語の中で生きていると
    思いきってしまうものですし、しかしその殆どが、想像や錯覚だったり
    するのかもしれませんよね。このことに気付かない限り、いつまでも
    相手への未練は残酷なほど続くのだと思います。
    無理矢理記憶をなくしてしまうことなどできませんが、その記憶は
    やがてきっと、今後の人生の糧となって、少しずつ心の中へ溶け
    込んでいくと信じています。そして、相手の心の中にも記憶は残り、
    その後のその人の生き方に影響を与えることでしょう。ですから、
    二人が出会って別れた事は、決して無駄なことではなかったんだと
    思います。 失恋って本当に苦しい体験で、失った相手への思いが
    募るあまり、「もう、誰も愛さない」だとか「二度と恋なんかするものか」
    とまで真剣に思うようになってしまうものです。 でも、時間が経過する
    につれ、そのうちポツンポツンといいことがあったりして、
    「あ、そういえば今日は彼のことを思い出さなかったわ」 なんて思っ
    たりして、そのうち自然と未練って、消えてしまうのかもしれません。
    消えた事すら忘れてしまった時は、また、新たな恋愛小説を書いて
    いる時なのかもしれませんね・・・・。


























































 




                          ☆ 恋のプロセス ☆


          先月からずっと息子と約束していた水族館へ出かけた。 息子は図鑑片手に大張切りで、
          魚介の一つ一つの解説を大人も絶句するくらいの詳しさで勝手に皆に披露します。 
          ・・・ちょっと恥かしい気もしますが、水族館へ行った時の息子の楽しみでもあるのだから、
          何も言わず、遠くから得意げな彼の姿を眺めます。 家族連れに紛れ、沢山の若いカップル
          もデートに来ていました。暗いし涼しいし、デートの穴場かもしれないね。
          人目を気にせず、若いカップルが抱擁し愛を交し合いながら魚を眺める姿を、微笑ましく
          思いつつ、自由に愛を表現できるって、素敵な事だなあと、若かりし頃を思ったりして・・・。
          (一応、彼も暗がりでは抱擁してくれるのですが、手の位置がいつも腰の辺りになって
          しまうのがねえ・・・。私としては、肩を抱いて欲しいなとか、手を繋いで欲しいのにとか
          思うんだけど・・・・贅沢な注文ですね。ごめんなさい。) でも、体と体の距離が近づいた
          分だけ心と心の距離が近づくかといえば、必ずしもそうじゃないんだよね。 最初はただ
          相手が好きで好きで、一緒にいるだけで幸せだったはずなのに、付き合うようになると、
          不満が少しずつ増えてきて・・・。そのうち、「愛してる」という言葉が軽く使われる
          ようになり、意味など忘れてしまう。 そしてギブアンドテイクの感情が強くなり、実態が
          「愛」ではなく「欲望」と化してしまい・・・。 真の愛の条件は「無条件」なはずだったのにね。
          占い鑑定では偉そうに語るくせに、自分はどうよ!と、思ってしまいます。(深く反省)
          相手のことを思うだけで幸せに包まれ、そっと見つめているといつしか時間が消えて、
          その人の存在だけが嬉しくて、それだけで感謝した。そんな一途な思いがいつのまにか
          何処かへ行ってしまうもので・・・。はじめは皆、それを知っていたはずなのに、すぐに
          エゴにとりつかれ、見返りばかり考えるようになってしまう・・・。結果、「分かって
          くれない!」という不満が募ってしまい・・・。終には喧嘩別れが待ってる。お互いが愛し
          合うということは、片思いと片思いが向き合うことなのにね。(改めて深く反省・・・)
          ・・・・などとぼんやり考えていました・・・。





























































 



                    ☆   「納得できない」   ☆


       ある日突然愛する恋人から「別れて欲しい」と告げられた時は、暫し
       その言葉に呆然とし、その後ひどく混乱するものだと思います。
       ・・・そんな馬鹿な・・・上手く行ってたじゃない?私が嫌いになったの?
       もう飽きちゃった?私のどこがいけなかったの?・・・イヤ!そんなの
       わがままよ!だって、あなたの方から「付き合って欲しい」と告白され
       て始まった関係なのよ。こんなの絶対に納得できない!・・・と、
       心の中ではその別れを受け入れたくないと拒否し、ふられた事実を直視
       できず、そんな心の状態を表現すると、「納得できない!」という言葉しか
       出てこないものですよね。 昨日のイベント占いでも、恋人から別れを
       告げられたことに対して納得ができず、恋人とよよりを戻したいと願う
       方が何人もいらっしゃいました。
       どうして別れなければならないの?明確な理由を言ってもらえたら
       キッパリと別れられるのに・・・などと悩み苦しみ、相手に対しても
       「何か納得できる理由を言って欲しい。嫌いになったならハッキリそう
       言って欲しい。」と、詰め寄ってしまったり。・・・しかし、恋愛って理屈や
       正論は通じないものです。人の気持ち、特に恋愛は理屈では割り切れ
       ないもので、いくら自分の言い分が正論であったとしても、客観的には
       正しくても、相手がそういう気持ちになってしまったら、それを変えるのは
       とてもむずかしいものです。
       例えば冷静に、逆の立場で考えてみるとわかりやすいと思います。
       ある男性に「つきあってほしい」と言われたとします。彼に今ひとつピンと
       こないので、「ごめんなさい、あなたとは付き合えないわ。」と、断ります。
       すると彼は「そんなの納得できない!僕はこんなにも素晴らしい人間だし、
       占いでだってキミとの相性はバッチリなんだ。それに、キミをこんなにも
       愛している。僕と付き合えないという明確な理由がない限り、僕は引き
       下がらない!」としつこく迫ってきます。 そんな彼に対し、「わかったわ。
       じゃあつきあいましょう」という気持ちにはなれないですよね。
       離れて行く相手に、「納得できない!」と、泣いて縋っても、相手に余計
       嫌われてしまうだけ。 冷たく響くかもしれませんが、別れを告げられた
       時には「仕方がない」と思えた人が勝つものだと思います。
       「突然のことで、私はまだ別れを受け入れられないし、あなたの気持ちは
       理解できないけど、あなたが別れたいと思うのなら仕方がないわね。
       恋愛って理屈ではないもの・・・。」
       こんな余裕の一言が出た時、その人は既に、次の幸運のチケットを握って
       いるはずなのです。