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| ・・・・マリア的感情論
・・・・ 散りゆくを 潔しと せぬままに 足掻き苦しみ 暴れる魔性 (2002/1/30) ![]() 契りなど 行方知れずの 脆い夢 縋る想いは 蹴り落とされて (2002/1/28) ![]() 気紛れな 波に戸惑い 揺れる恋 打ち寄せるたび 砕け散る夢 (2002/1/23) ![]() - 願事 - 白い霧が かかる頃には お別れね 湖はまだ 深い眠りの中 貴方の頬に 手の甲を そっと滑らせながら 窓の外を ぼんやり眺め このまま 夜明けなど 来なければいい 涙で滲む 青い景色 星のない空が 心惑わす 恋は幻 手を伸ばせば 失ってしまう 募る思いが 霧と共に 消えてしまう前に ねえ貴方 一緒に逃げて お願いよ貴方 この恋の果てまで (2001/10/17) - 決意 - 波打つことない 冬の湖は 深い深い 霧の中 君の瞳は 水を透かし 心の裏まで 見つめている まるで月明かりが 雲を貫くように コートのボタン 強く握っても 隠しきれない 心の迷い ふいに小石が 水の上を走る 濁った緑に 沈んでゆく きっかけが欲しかったのは 君も同じだったんだろう 君の涙を 指でなぞって それが僕の 心の証 霧けむる湖に 二つの波紋が 広がって そして・・・ ゆっくりと 消えてゆく - マリウスさんより - (2002/1/23) ![]() さよならと ふっている 貴方のその手と 私のこの手 いつかまた 繋いでみせるわ たとえこれから 別々の道を 歩いても 辿り着く海は 一つだから 黄昏の海に 燃える藻のように ゆらゆら赤く 身を焦し 私はひたすら 貴方を待つわ 満ちた涙に 溺れてなんか いられない 夜空に月が 浮かぶたび 切ない願いを 打明けましょう 満ちた涙に この切なる想いを 消し去られてしまわぬよう ただひたすら 祈り続けましょう (2002/1/18) ![]() - 願事 - あの人に この想いが通じたら 死んでもいいなんて お願いしたはずなのに 想いが通じてからは あの人と 少しでも長くいられるよう 少しでも多くキスできるよう 少しでも深く繋がっていられるよう お願いする 欲深なアタシ 片想いだった頃の方が 甘さの割合が 多かった気がするわ 今は苦くて苦くて こんなに辛いのなら こんなに痛いのなら 想いが通じなければ良かったとさえ 後悔する 我侭なアタシ あの人に 会えない夜は 長くて長くて 永遠に朝が来ない気がして 酷く恐ろしくなるの 明日も 明後日も 未来も 約束も もう何もいらない あの人に今 ここにいて欲しいの ここでアタシの頬を撫で 唇を重ね 抱き合う 何気ない瞬間だけが欲しいのよ とっくの昔に あの人と別れた事実を こんな風に いつまでも 認められないでいる 惨めなアタシ (2002/1/15) ![]() - 証拠隠滅 - 愛のように 足がつくものは 一切持たず 代わりに 甘ったるい 芳香だけを 身に纏い 暗闇の中 貴方をそっと 誘い出すわ 今ならきっと 涙さえも 哀しみの淵に 追いやることが できそうね 私が私なのか わからなくなるくらい 少しずつ 記憶が 薄れ始め そのうち 粉々に 砕け散り 青い幻想が 狂おしく 身も心をも 掻き乱す 砕け散った 心の破片を 一つ一つ 拾い集め 夕べの跡を 辿ってみても 二人はもう 何処にも 存在しないはず ただ 甘ったるい 残り香だけが パラパラと 剥がれ落ち 風に吹かれて 消えるだけ (2002/1/8) ![]() その声は まるで 加湿器が 静かに吹き出す 細切れの小さな 氷の粒のように シャラシャラと 別れの台詞に乗せられ 私に降り注ぎ 悪戯に 心を冷たく 湿らせる 見失った 去年の約束を どう埋め合わせば いいのかしら 名残惜しげに 肌を重ね 役目を終えた 虚しさを知り このまま私は 冷たく湿った声と共に 氷の霧に紛れ 消え行くしか 術はないのね 貴方の心の 隙間には 私の他に今 誰がいますか そして 誰が 本物ですか 私のように 闇に葬られた女は 今まで何人 いましたか (2002/1/4) ![]() - 片想い - 不意に零れた 涙と嗚咽 心持ち一つで 如何にでもなれる 私の恋は 切手を貼って 何処へでも 潜り抜けて行けるわ 責任は 自身に委ねるしか 方法はないけど 持ち合わせた愛を 掻き集め 紅を差し 明日もきっと 貴方を想い続ける 破いても破いても この想いは決して 消え失せはしないのだから (2001/12/27) ![]() - 密会 - ほんの一瞬の 儚い夢が どうしても 忘れられず またこうして 惑わされ 自ら身を沈め 溺れ行く 虚空の情熱に 木霊する声 どんどん深みに 落ち行きながら オンナの私が 迸る 可能ならば 迸るまま 泡となり 跡形もなく 消滅してしまいたい 燻る私を 吹き消そうにも 切り札は いつの時も 貴方の手の内 私の恋は 貴方の心に 芽吹いてしまったから 貴方が根元を 引き抜かない限り 永遠に私は 貴方の支配の下 (2001/12/27) ![]() - 冷気の棘 - チクチク突き刺す 凍りついた空気は まるで棘を 抱きしめているよう 貴方の冷たい頬を 指先でなぞりながら くちづけを 待ち侘びて もうこれ以上 望めない 承知のはずの 心は騒ぎ 棘が絡みついた この体を 抱く勇気は 失せたようね 涙にくれて 混ざり合った 遠い昔 疼く傷痕 凍りついた棘は どんどん体に食い込み 心を深く抉り 血を滲ます 雪に消え行く 貴方の背中を 癒えぬ傷を抱きながら 独り蹲ったイヴ - 『冷気の棘』というタイトルは、お友達のヨケマキルさんから頂きました - (2001/12/16) ![]() - シーツ - シャワーの後 バスローブを脱ぎ捨て 素肌のまま シーツにスルッと 滑り込んだ それは高級ホテルでの 贅沢な醍醐味 心地良さのあまり 無邪気にはしゃぎ シーツと戯れる私を 微笑ましげに 眺める貴方 「気持ち良さそうだね」 「ウフフ。くすぐったくてね、とても肌触りがいいの」 「ホテルのランクは、シーツで決まるって言うしな」 「男のランクもね、シーツに似てるわね。ウフフ」 窓の外は雪なのに 部屋の中は シーツ一枚で ちっとも寒くないわ 素肌を優しく柔らかく 暖かく包んでくれる 「なんだか違う男に抱かれてるみたいだな・・・」 「シーツに焼いてるの?」 「そんなことないさ」 貴方は少し照れながら シャンパンを口にする 「・・・貴方にね、似てるのよ、この肌触り」 「俺に?」 「ええ、そうよ。ウフフ」 「じゃあ、確かめてみる?」 貴方はニッコリ微笑み Don't Disuturbの掲示を手に取ると 鼻歌混じりで ドアノブへかけに行った (2001/12/10) ![]() - サプライズ - 「塗ってあげようか?」 貴方は私の 傍らで 爪を染める姿を じれったそうに 見つめながら 呟いた 「お願いするわ」 サクランボ色のマニキュアを 手渡すと私は ニッコリ微笑み 膝の上に 右足を差し出した ゆっくりゆっくり 丁寧に 親指から染めていく 慎重に慎重に 動かしながら 小刻みに震える 貴方の薬指が くすぐったくて 「ウフフ」 「ごめん、くすぐったい?」 「ううん、なんか、こういうのってシアワセ。ウフフ。」 「愛してるよ」 「アタシもよ」 やっと小指まで 辿り着いて 左足を 差し出した時 貴方はジーンズの ポケットから 無造作に 金の鎖を取り出すと 私の足首に そっと飾った 「誕生日おめでとう」 それは星屑の アンクレット (2001/12/6) - 夏花さんより『サプライズ』への返詩 - 驚く君の顔が 見たくて そっと しのばせた プレゼント 輝く君の顔が 見たくて ポケットに 隠した アンクレット あの頃と変わらず 美しい君へ いや 時を重ねるごとに 輝きを増す君へ 君の爪を 染めながら 自然と 僕はつぶやく 「愛してるよ」 「誕生日おめでとう」 そっと 君の足に 飾ってあげよう 輝く笑顔とともに 抱きついた君 「ほら まだ 乾いてないよ」 「かまわないわ」 君の足首の 星屑の光が 僕の足に からみついて キラキラ 揺れていた (2001/12/6) 二人きりの 静かで甘い クリスマスイヴをって ずっと前から 約束してたじゃない? それなのに 気のいい貴方は こんな大切な夜までも また友情を優先するだなんて 呆れた人ね!信じられない! もううんざりよ!許せない! 激しい音と叫び声が耳を劈き 狂った男女が戯れ踊る 乱痴気騒ぎ状態の 下品で野蛮な貴方の家を 怒りと共に 後にした 車に乗り込み エンジンをかけ チラッと後ろを振り向いても 貴方は私を 追っては来ない そんなに友達って 大切なの? 悔しくて哀しくて情けなくて 仕方がないわ 怒りに任せ 街に出てみたところで 目の当りにするのは 華やかなイルミネーションの下 男女の幸せそうな姿ばかり 嫉妬を覚えて ムカムカ気分が悪くなる どうして私は一人きり 車の中にいるのかしら? 私のいるべき場は こんな寂しい所では ないはずなのに・・・・ あてのないドライヴの後 気づけばまた貴方の家へと 舞い戻っていた そっとドアを開けてみると 派手な宴の後の 散乱したリビングでは 酔い潰れた男女が ソファーや床で抱き合い 眠り込んでいる ふと、一抹の不安を感じ 私は貴方を探したわ もしかしたら 酔った勢いで くだらない女友達と今頃 寝室で戯れているのではないかしらと 恐る恐る 寝室を覗いてみると そこには貴方がただ一人 明かりもつけず パソコンの前に座り 私の写真を抱きしめながら 酔い潰れて眠っていた そっとマウスに 触れてみると 「今夜はゴメンな」 の、一言が 怒りと不安が一気に緩み 私は貴方に抱きついた そして貴方が目覚めた瞬間 時計は午前12時を回った 「メリー・クリスマス!!」 それまで泥酔していたはずの 大勢の友達が 私達を祝福しに 寝室の前に集まってくれていた クラッカーが鳴り響く中 貴方は私をギュッと抱きしめ 熱いキスをプレゼントしてくれた 「メリー・クリスマス!」 「メリー・クリスマス!」 (2001/12/4) ![]() |